看護部分科組織・体制表

看護部分科組織・体制表

体制表

看護サービス提供方式

看護体制⇒2単位で構成されています
看護サービス提供方式は、
「プライマリーケア」を取り入れています。 

地域包括ケア病床 34床 / 結核病床 30床

看護体制
⇒2単位で構成されています
看護サービス提供方式は、
「プライマリーケア」を取り入れています。 

地域包括ケア病床 34床 / 
結核病床 30床

地域包括ケア病床

地域包括ケア病床は、急性期病院からの入院受け入れに加え、在宅や介護施設からの緊急入院受け入れを行い、その後在宅復帰支援を行うことが求められている病床です。在宅復帰率70%以上であることが施設基準の要件となっています。また、入院期間が、60日を超えると、入院基本料が減算となります。地域連携室と協働して、60日以内の退院支援を行う必要があります。リハビリを要する患者には、一日2単位以上の提供が必要になります。

結核病床

1.結核病床について 結核(多くは肺結核)の治療のための病棟です。 結核菌は咳とともに痰のしぶきが飛沫核といって極々小さな粒子になって空気中を長時間漂い、他人へ感染を起こすことが問題になります。このため、結核病床では独立した陰圧空調を完備しており、他の区域に結核菌が漏れ出さないようになっています。排気口にも特殊なフィルターが使用されています。

2.入院適応について 結核菌を他人へ感染させてしまう可能性の高いかたが入院の適応です。 具体的には、喀痰塗抹陽性(痰を顕微鏡でみて結核菌が確認される)のかたは入院が必要となります(勧告入院)。 塗抹陰性のかたは原則的には外来での治療が可能ですが、他人への感染のリスクが高いかた(他の病気のために入院中で、抵抗力の低いかたがそばにいる場合など)、合併する他のご病気に対して入院治療が必要な方、結核治療に伴う副作用などにより入院にて調整が必要なかた、などは喀痰塗抹陰性でも入院が必要になることもあります。

3.治療について 基本的には内服で治療します。薬剤耐性を防ぐため、医療基準に沿って3~4種類の薬を使用します。 治療期間は標準6(~9)ヶ月ですが、個々の病状、合併症、薬剤耐性、副作用などによって長くなることがあります。多剤耐性結核の場合は治療がかなり困難で、外科治療などを行うこともあります。そのような場合には他の施設へ紹介して治療を依頼することもあります。 耐性化を防ぐためには、決められた量の薬を決められた期間きちんと服用することが最も大切です。入院中はもとより、退院後も内服の指示を守れるよう指導が重要な鍵となります。

4.入院期間について 他人への感染性がほぼなくなった場合、退院できます。基本的には喀痰塗抹陰性を複数回確認することが条件となりますが、個々の病状によって大きく変わってきます。 2007年結核予防会の統計では入院期間の平均は4ヶ月程度ですが、基礎疾患がなく薬剤耐性もない方ではさらに短い場合があります。

5.入院生活について 空床状況にもよりますが、入院初期の感染力が強い期間は個室での管理が原則です。 ある程度たって治療が順調であれば大部屋へ移っていただくことになります。 基本的には外出禁止ですが、一定の治療期間が経過しており病状が安定していれば病床内の散歩や院外への外出の許可もでます。

6.治療費について 結核治療には感染症法による公費負担制度があります。喀痰塗抹陽性のかたは治療費のほぼすべて、陰性のかたでも一部が補助されますが、負担の詳細に関しては保健所・自治体などにお問い合わせください。

7.面会について 面会は可能ですが、面会者のかたは感染予防のためにN95マスクという特殊なマスクを着用していただきます。マスクの購入・着用方法に関しては病棟看護師が指導を行う必要があります。
※なお、当院の結核病床は、15歳以下(中学生以下)の方は、ご面会を制限させていただいております。

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